ウェルビーイングの向上が企業の成功を左右する?健康経営の新たな視点 – SBMラボが提案する未来の働き方

「家庭や子育てとのバランスを取るのが大変」
「他者と比較して自信をなくしている」
「ストレスやプレッシャーが大きく、メンタルヘルスを維持するのが難しい」

管理職やマネジメントをしている女性の中にはこのような悩みや疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

2019年より提唱されている「働き方改革」やワークライフバランスの重要性が見直される中、現代社会では「ウェルビーイング」という考えが注目を集めています。

本記事では、SBMラボが提唱するウェルビーイングを踏まえ、健康経営との関係性や女性躍進がもたらす職場への影響について解説していきます。

1.SBMラボが提唱するウェルビーイング

ウェルビーイング(Well-being)とは、身体的、精神的に健康な状態であるだけでなく、社会的・経済的に良好で満たされている状態にあることを意味する概念です。

近年では、モノや金銭などで満たされる「瞬間的な幸福」よりも、充実した人生・生き方に重点を置く「持続的な幸福」を追求することに関心が向かっています。

このことから、ウェルビーイングの考え方や概念がこれまで以上に注目を集めています。

SBMラボが提唱するSBM美容法と現代で注目されているウェルビーイングには、深い関連性が見られます。

メイ牛山が60年前に提唱したSBM美容法は、単なる外見の美しさだけにとどまらず、「美と幸せをお客様に届けること」を信念に掲げ、内外両方の美を追求するものです。

この哲学は、化粧品や美容の技術にとどまらず、自然食やバランスのとれた食生活、そして心のケアといった要素も含む、包括的なライフスタイルの提案にまで及んでいます。

美容家であるメイ牛山は、美しさや健康を外側だけでなく、内側からも整えることの重要性を強く訴え、自然食やバランスの取れた食生活の啓発活動に力を注ぎ、ライフワークとして取り組んでいました。

彼女は、これにより体の健康や美容効果を高めるだけでなく、心の豊かさや精神のバランスも保つことができると考えました。

現代社会で注目を集める「ウェルビーイング」という概念は、まさにメイ牛山が長年追求してきた考え方の延長線上にあると言えます。

先述したように、ウェルビーイングは肉体的な健康や精神的な充足感、そして社会的なつながりなど、全体的な人間の幸福を目指すものです。

これは、SBM美容法が提唱する「Skin(肌)」「Body(体)」「Mind(心)」のバランスを整えるという理念と重なり、現代の健康と美容に対する包括的なアプローチと一致します。

メイ牛山が築いたSBM美容法は、60年前からすでに現代のウェルビーイングの本質に近いものを見据えており、彼女の先見性が今日の美容・健康・幸福に対する包括的なアプローチに大き

影響を与えていると言えるでしょう。

以下の記事では、ウェルビーイングの基本概念やビジネスにおけるメリットについて解説していますので、併せてご覧ください。

ウェルビーイングとは?その効果と実践方法やビジネスでの事例を紹介

2.健康経営の概要

ウェルビーイングと同様に、現代社会において「健康経営」が注目を集めています。

では、健康経営の概要から導入メリットまで解説していきます。

健康経営の概要

  1. 健康経営とは
  2. 健康経営が注目される背景
  3. 健康経営のメリット

順に見ていきましょう。

(1)健康経営とは

健康経営とは、従業員の健康管理を経営課題と捉え、従業員の健康を維持・増進に向けた取り組みに積極的に取り組むことで、経営状態を良くする経営手法のことです。

また、経済産業省が「健康経営優良法人認定制度」という制度を設けており、国が推奨する経営手法でもあります。

健康経営は、従業員の健康管理がワークエンゲージメントや組織の生産性向上につながり、将来的に企業に新たな価値をもたらすという考え方から生まれました。

具体的には、有給休暇奨励制度を設けて有給の取得率向上を目指すことや、運動機会を増やすためのサークル活動の推進などが挙げられます。

従来は、このような健康管理は従業員個人が実施するものだと考えられてきました。

しかし、今日の経営トレンドからも分かるように、人的資本が重要な要素だと明らかになった現代では、健康経営の実施は企業を成長させる投資であると考えられ、健康経営に取り組む企業が増加しています。

(2)健康経営が注目される背景

健康経営が注目される背景のひとつとして、日本の生産年齢人口の減少と人手不足の深刻化が挙げられます。

現在、日本では生産年齢人口が急減しています。

生産年齢人口の減少が見込まれる以上、採用した従業員に長く働いてもらうことが重要になります。

従業員が健康かつ活力を持って仕事に取り組んでくれることで、生産性の向上や病気による欠勤・離職などのリスク軽減にもつながるでしょう。

また、従業員を資本と捉え、企業価値を向上させる人的資本経営の広がりも健康経営が注目される理由のひとつです。

人的資本経営とは、従業員の育成だけでなく、健康管理などへ投資を行い、中長期的な企業価値向上につなげる経営戦略のひとつです。

実現のためには従業員の健康が不可欠であり、組織内での取り組みが必要なことから健康経営に注目が集まっています。

(3)健康経営のメリット

健康経営を導入することで、労働生産性や企業イメージの向上につながるというメリットがあります。

企業が健康経営に対して積極的に取り組むことで、従業員の心身の健康を保持・向上させることができます。

健康面を管理することで、業務中の体調不良による業務効率の低下や注意散漫によるミスを事前に防ぐことができ、組織の活性化や労働生産性の向上につながります。

また、企業全体が従業員の心身の健康のために施策を行うことは、第三者から見た企業イメージの向上も期待できます。

その結果、求職者だけでなく、投資家などに対してアピールすることも可能です。

健康経営を取り入れることによって、投資市場で自社に対するイメージ向上や、第三者に対して労働環境の整った企業という印象を与えることができるでしょう。

3.健康経営だけではカバーできない5つの課題

前述したように、健康経営には人材の確保や労働生産性の向上などのメリットがあります。

これを実現するためには、福利厚生の整備や多様な働き方の実現が必要不可欠です。

まずは、組織内とくにライフステージの変化や心的影響を受けやすい女性のウェルビーイングを改善し、企業の成長につなげることが重要です。

しかし、女性の職場におけるウェルビーイングは、健康経営だけでは十分にカバーできない複雑な側面があります。

具体的な懸念点は以下の通りです。

健康経営だけではカバーできない5つの課題

  1. ワークライフバランスの難しさ
  2. キャリアの停滞や限界
  3. 心理的安全性の欠如
  4. 更年期やホルモン変化の理解不足
  5. 自己肯定感や社会的期待とのギャップ

それぞれ詳しく解説していきます。

(1)ワークライフバランスの難しさ

女性はキャリアに加え、家庭や育児、介護などの責任も担うことが多く、ワークライフバランスが崩れやすいことが挙げられます。

健康経営だけでは、これらの複合的な役割によるストレスや疲労を解消する仕組みを提供できず、女性のキャリア向上や昇進が難しい状況に陥ってしまいます。

女性のワークライフバランス向上のためには、企業内保育所の設置や多様な働き方の推進が求められます。

また、女性の活躍を推進するためには、女性の働き方を見直すだけでなく、男性が育児に参加しやすくなるような環境を整えることも重要なポイントです。

(2)キャリアの停滞や限界

女性は、妊娠・出産、子育て、更年期などのライフステージごとの変化によって、キャリアの継続や成長が難しくなるケースがあります。

企業が健康面に配慮しても、キャリアデザインの支援や職場での昇進・役割に関する配慮がなければ、女性が職場で成長し続けることが難しくなる可能性があります。

このような事態を防ぐためにも、女性管理職やリーダーへの登用が必要になってきます。

ロールモデルとして活躍する女性を増やすことで、キャリアパスのイメージや仕事へのモチベーションにつながります。

(3)心理的安全性の欠如

健康経営はフィジカルヘルスを中心にした取り組みが多いですが、職場での心理的安全性の確保も重要です。

特に、女性は職場でのハラスメントや偏見、昇進や発言の機会が少ないという現実を抱えることがあります。

これらの問題が解決されない限り、心のウェルビーイングは保たれにくいです。

職場内でのコミュニケーション機会を促すような取り組みを実施することで、個々のウェルビーイングが改善し、職場の雰囲気も良好になることが期待できます。

心理的安全性の欠如は、生産性の低下にもつながるため、安心して自己表現できる職場環境を構築していくことが大切です。

(4)更年期やホルモン変化の理解不足

更年期やホルモンの変化が女性の健康やパフォーマンスに大きな影響を与えることがあります。

しかし、多くの職場ではこれに対する理解やサポートが不足しており、健康経営だけでは十分にカバーできていないのが現状です。

結果的に、働く女性のウェルビーイングに悪影響を及ぼす可能性があります。

ライフステージの変化は離職につながることがあるため、組織全体が女性の健康課題についての理解を深める必要があります。

医師や専門家によるセミナーや柔軟な働き方を推進することで、経済的損失を防ぐことができるでしょう。

(5)自己肯定感や社会的期待とのギャップ

職場で求められる成果や期待に応えるプレッシャーが、女性の自己肯定感やストレスレベルに影響を与えることもあります。

健康経営は身体的な健康に注力しますが、精神的・感情的なサポート、特に社会的な期待に応えるための自己肯定感の維持には不十分なことが多いです。

女性の自己肯定感の低さは昇進機会の逸失につながります。

メンタルサポート体制の整備や社員研修の実施、ワークライフバランスの改善を行うことによって、複合的なストレスの改善および自己肯定感の向上につながります。

4.SBMラボが切り拓く、女性のキャリアと健康を支える新しい道 〜「キャリアに、美の翼を」ウェルビーイング研修 〜

上述したような課題を解消するためには、ウェルビーイング経営に取り組むことが重要です。

女性のライフステージの変化に応じたキャリアサポートや心理的安全性の確保のほか、柔軟な働き方や支援制度などを包括的に取り入れることが求められます。

SBMラボは、2024年11月より、”美と健康のセルフデザイン”をコンセプトに、女性社員の生産性とキャリアのイノベーションを実現する、企業・団体向けウェルビーイング研修「キャリアに、美の翼を」を本格始動しました。

本研修では、ウェルビーイングの5つの要素に基づき、「肌」「体」「心」のバランスを整えるSBM美容法を通じて、従来にはない課題解決策を提案し、女性社員が「体と心の美の翼」を手に入れるサポートを行います。

心身の健康を高めるだけでなく、ライフステージやキャリアニーズに応じた柔軟なアプローチを取り入れ、ウェルビーイング全体を整えることで、女性が自信を持ち、持続的なパフォーマンス向上が実現されます。

女性活躍におけるロールモデルの形成を支援し、女性が美しく健康でありながら、楽しく働き続けたくなる環境を提案し、企業・団体の成長とよりよい社会の実現を目指します。

「キャリアに美の翼を」研修プログラムについての詳細はこちら
「キャリアに美の翼を」研修プログラムについてのPRリリースはこちら

まとめ

ウェルビーイングとは、現在注目を集めている概念であり、身体的な健康や精神の充足感、社会とのつながりなど、全体的な人間の幸福を目指すものです。

人的資本の重要性の認識により、健康経営にも注目が集まっています。

しかし、女性活躍推進のためには健康経営だけではカバーできない課題があります。

女性のキャリアアップや仕事へのモチベーション向上のためにも、女性のウェルビーイング改善のための取り組みが必要不可欠です。

本記事を参考に、女性活躍推進のための施策に取り組んでみてください。

皆さんが一緒にこの課題に向き合い、より良い職場環境を築いていくことで、未来の可能性が広がります。

あなたの一歩が大きな変化を生むかもしれません。